健康社会学部 (2025年4月 人間健康福祉学部から名称変更)
現代人間学科 (2025年4月設置)
Department of Contemporary Human Sciences
新たな時代を生き抜く
知性のススメ
現代人間学科の特長は、社会学、データサイエンス・プログラミング、心理学、社会福祉学といった複数分野の多彩な専門知識を身につけることができる点にあります。社会学・社会福祉学を基礎に、心理学の視点も用いて、現代における多様な人間と社会のありようを理解するとともに、それらの抱える諸課題を発見し、統計学やデータサイエンスに関する学びも活用しつつ、その課題の解決を目指して探求することにより、持続可能な地域社会の営みに広く貢献できる人材の養成を目指します。
3コースを横断する学び
「社会・データ」「心理・メンタルヘルス」「ソーシャルワーク」の3コースを設置。
3コースに関する基礎的な授業を1年次に広く受講したうえで、2年次からのコースを選択します。コースを選択した後も、それぞれの興味関心に応じて、他コースの内容についても学ぶ設定となっており、大学4年間で複数分野の専門知識・スキルを身につけることができます。
- 社会・データ
コース - 心理・
メンタルヘルス
コース - ソーシャルワーク
コース
- 社会・データコース
- 社会・データコースでは、社会学とデータサイエンスを基盤として、現代社会の現状と取り組むべき課題、社会調査の手法、データの収集・分析について学びます。社会学の学びでは、地域社会・都市、社会集団、ジェンダー、教育、医療、グローバリゼーションなど、あらゆる角度から、わたしたちが暮らす社会について理解を深めます。データサイエンスの学びでは、基礎から応用まで、社会調査に必要なデータハンドリングの知識とICTスキルを身につけます。こうした社会についての深い理解、幅広い視野、客観的なデータにもとづく課題探求力と問題解決力は、現代社会で求められている力です。大学4年間で、社会調査士、データサイエンス・AI実務パスポートの資格などを取得することができます。卒業後は、一般企業(営業・人事・広報)、調査研究機関、公務員など、社会の幅広い分野を目指すことができます。
- 心理・メンタルヘルスコース
- 心理・メンタルヘルスコースでは、心理学を基盤として人の心の仕組みや行動のメカニズムを学び、人を理解し、他者と協働するためのコミュニケーション能力を養成します。心の基本的な性質や働きに関する基礎心理学と、心に悩みを抱えた人を対象とするカウンセリング・心理的支援に関する応用・臨床心理学について体系的に理解を深めていくことができます。さらに公認心理師や認定心理士、社会福祉士などの資格取得を目指すことができます。特に公認心理師では「大学における必要な科目」に対応しており、愛媛大学との包括的連携協力協定に基づいて、大学院への進学をサポートする体制も構築しています。
- ソーシャルワークコース
- ソーシャルワークコースは、社会福祉学を基盤として、社会福祉の原理及び理論、社会保障、地域福祉、貧困、障害者、児童福祉、福祉政策などソーシャルワークに関する専門的な理解を深め、ソーシャルワーカーに求められる知識、技術、実践能力、価値観・倫理観を修得します。こうした学びにより社会福祉士の国家試験受験資格などを取得することができます。大学の敷地内に設置されている特別養護老人ホーム「聖マルチンの家」及び愛媛県内の様々な社会福祉機関・施設(社会福祉協議会、医療機関、老人福祉施設、児童福祉施設等)との連携、および愛媛県産学官連携協働事業などを通して地域福祉の拠点としての機能を担ってきた強みを活かし、実践的な学びを展開しています。
学びの特色
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1社会学や社会調査に関する豊かな学びの蓄積に根ざした文系のデータサイエンス
データサイエンスいうと、数学やコンピュータサイエンスに関する理系的な側面が強調されがちですが、社会学や社会調査といった文系的な学びに深く結びついた側面もあります。現代人間学科には、福祉系大学として培ってきた社会学や社会調査に関する豊かな学びの蓄積が存在することから、文系的な側面に着目したデータサイエンスのカリキュラムを設置しました。数学が得意でなくても、データサイエンスやプログラミングについて基礎から学ぶことができます。
社会学・社会調査を基礎に、データサイエンス・プログラミングに関する学びも活用して、ビッグデータをはじめとする種々のデータを適切に処理・分析することにより、様々なタイプの市場(マーケット)や社会の動向を正確に把握できる人材の養成を目指します。 -
2国家資格のダブルライセンスにチャレンジ
公認心理師と社会福祉士という2つの国家資格の取得を目指すことができます(「心理・メンタルヘルスコース」からのみ)。複数の領域の専門性を持つことで、公務員(心理職・福祉職)、病院・診療所、各種福祉施設、社会福祉協議会等、様々な現場で力を発揮することができます。国家資格のダブルライセンスで進路選択の幅が広がると共に、施設長等のトップマネジメントへの道も開けます。
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3多彩な資格が所得可能
下記一覧にあるような多くの資格がコース横断的に取得可能です。
- 取得できる資格・免許
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- 数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)修了証明書(2026年度プログラム認定申請予定)
- データサイエンス・AI実務パスポート
- ITパスポート(国家資格、対応科目は社会・データコースのみ)
- 社会調査士
- 認定心理士(心理・メンタルヘルスコースのみ)
- 公認心理師(国家試験受験資格「大学における必要な科目」、心理・メンタルヘルスコースのみ)
- 社会福祉士受験資格(国家試験受験資格、心理・メンタルヘルスコースおよびソーシャルワークコースのみ)
- 社会福祉主事任用資格
- 介護職員初任者研修修了証明書(希望者は学内講座を受講することにより取得可)
- 卒業後の進路
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- 一般企業(営業・人事・広報・調査等)
- 調査研究機関
- 公務員(行政職・心理職・福祉職・消防・警察等)
- 病院・診療所
- 社会福祉協議会(県・市町村)
- 高齢者福祉施設
- 障がい児・者福祉施設
- 児童福祉施設 など